毎週日曜に投稿するニュースレター「移動日記(仮)」では、デジタルノマド/ヘルスコーチとして国内外を移動する筆者が、現地で実際に見て、聞いて、体験したことや考察などを世界のどこかからお届けします。

Contents
・Kindle出版のお知らせ
・近況
・【Nomad Report】ニャチャン
・Q&A

Kindle出版のお知らせ

本日、7/12にKindleの新刊を出版しました。

世界の都市を旅しながら映し出す「Nomad Photo Books」シリーズ8冊目は、ベトナム・ニャチャンをお届けします。

ベトナムのビーチリゾート、ニャチャン。ダナンやフーコックほど知られていないこの街は、訪れてみると独特の空気を持っていました。

南国の日差しが降り注ぐビーチには、ロシア語が飛び交っています。カフェのメニューはベトナム語、英語に加え、ロシア語も。街の一角には「ロシア通り」まで存在します。冷戦時代からの歴史的つながりと、2022年のウクライナ侵攻以降の変化が重なり、ニャチャンはロシア人にとって特別な場所になっているのです。

雑然としていて、どこかヨーロッパのような、アジアのような、不思議な街。本書は、そんなニャチャンを歩き、見て、シャッターを切った記録です。観光ガイドでも旅行記でもなく、2026年のニャチャンをそのままうつした一冊です。

ニャチャンを知らない人も、訪れたことがある人も、この街の断片をページをめくりながら感じてください。

本日、7/12発売。Kindle Unlimitedなら無料です!

近況

今週も京都にいます。

海外で和食を食べることがほぼないため、久しぶりの京都では、蕎麦、鯖寿司、割烹、あんみつなどの和食を楽しんでいます。京都でこのような食事をするたびに、この街の食文化の奥行きを感じます。

まずは蕎麦。関西といえばうどんのイメージが強いですが、京都は実は蕎麦の街でもあります。その背景には寺院との深い関係があります。修行中の僧侶は五穀(稲・麦・粟・きび・豆)を断つ必要がありましたが、蕎麦は五穀に含まれないため、精進料理として重宝されました。京都最古の蕎麦店「本家尾張屋」の創業は1465年。550年以上にわたって同じ場所で蕎麦を打ち続けている。昆布だしを活かした京風つゆ、そして江戸時代に京都で生まれたとされる「にしん蕎麦」が有名です。蕎麦という料理が、仏教文化と京都の食の知恵によって独自に進化してきたことがわかります。

姉小路にはスティーブ・ジョブズが通ったことでも知られる「晦庵 河道屋」があったり、鴨川近くの美濃屋町には若者や観光客で行列の絶えない「suba」などさまざまな形のそばが楽しめます。ちなみに僕は西院にある「むら木」が好きです。

次に鯖寿司。京都は海から遠い内陸の都市ですが、なぜ鯖がこれほど根付いているのか。その答えは「鯖街道」にあります。若狭湾(福井県)で獲れた鯖を京都へ運んだルートで、小浜から出町柳まで約80km。人足が一昼夜かけて歩いて運んでいました。冷蔵技術のない時代、塩をして運ぶと京都に着く頃にちょうどよい塩加減になった。その塩鯖を酢で締めてシャリに乗せたのが鯖寿司の始まりです。

現在でも葵祭や祇園祭など京の三大祭にはハレの食として鯖寿司を食べる風習が残っています。有名なのは東山の「いづう」で、こちらは百貨店でも購入できます。僕は割烹「あや富」さんで出している鯖寿司が好きです。

そしてあんみつ。あんみつ自体は明治〜昭和初期に東京・銀座で生まれた料理ですが、京都では昭和元年(1926年)創業の「月ヶ瀬」をはじめ、独自のあんみつ文化が根付いています。丹波大納言の小豆、良質な天草から炊いた寒天、波照間島の黒糖。京都のあんみつは素材へのこだわりが際立っています。和菓子の文化が深く根付いたこの街で、あんみつもまた京都らしい洗練を帯びて発展してきました。

鯖寿司も蕎麦もあんみつも、それぞれに制約や工夫の歴史があります。そうした積み重ねが、この街の食の豊かさをつくってきたのかもしれません。さらに、町中華やラーメンなど、京都のイメージとは遠い料理も根付いているのが京都の面白さです。

梅雨が明けていよいよ夏本番、祇園祭も始まった暑いあつい京都ですが、食欲は止まりません!

【Nomad Report】ニャチャン

ノマドレポートは、さまざまな都市で暮らす筆者によるデジタルノマドの記録です。その都市で暮らしながら仕事をするのにかかる費用目安、仕事に使ったカフェやコワーキングなどをお伝えします。今回からは、ベトナムのニャチャンのデジタルノマド・レポートを数回に分けてお届けします。

前回は、ベトナム・ニャチャンの概要をお届けしました。今回は、ニャチャンでどのように暮らしたかをお伝えします。

ニャチャンノマドワーク・リアルレポート

滞在期間:2026年5月(2週間)
滞在エリア:チャンフービーチ徒歩圏内
拠点:ドルフィンホテル(Dolphin Hotel Nha Trang)

気候

5月のニャチャンは乾季にあたり、気温は30〜33℃前後と本格的な暑さが続きます。日中は日差しが強く、外出には日焼け対策が必須です。ただし、ダナンの5月と比べて湿度が高くなりにくく、風が通る時間帯は比較的過ごしやすいです。スコールは少なく、滞在中に雨が降ったのは1度だけでした。

街の雰囲気

チャンフービーチ周辺は、ローカルから観光客向けのレストラン・ホテル・ショッピングモールが揃う、生活しやすいエリアです。カフェの数は多いものの、集中して仕事ができる空間は少ない印象でした。スターバックスやハイランドコーヒーなどのチェーン店もあり、中を覗くとPCを広げている人の姿が見られました。今回は利用しませんでしたが、作業場所の選択肢としては十分にあります。

拠点にしたホテルドルフィンホテル

チャンフービーチから約600mの路地に位置するホテル。2025年開業の比較的新しい施設で、全55室。ビーチまで徒歩5分、周辺のレストランやカフェへも徒歩圏内です。

Booking.comでは清潔さ8.9・スタッフ9.3・Wi-Fi9.7という高評価で、実際にスタッフの対応は特に印象的でした。ベッドはクイーンサイズで広々と快適。客室にはミニバー・フラットスクリーンTV・エアコンを完備し、小さなデスクもあります。毎日の清掃と水2本(ペットボトル)の補充も嬉しいポイントです。

ホテルのすぐ近くにバインミーの屋台やカフェ、個人商店(水や炭酸水が格安で購入可能)があり、生活の利便性も高いです。これで1泊約2,500円というコスパは、一人ノマドには申し分ない選択でした。

次回に続きます。

Q&Aコーナー

筆者の藤田に質問があれば下記からお送りください。本ニュースレター内で回答いたします。※すべての質問に回答できるとは限りません。

Q.ホテル暮らしをしながら世界を旅している姿にいつも憧れています。 藤田さんが今まで旅をしている中で出会った、1番印象に残っているノマドの方はどんな方でしたか?

A.ご質問ありがとうございます!これまで出会った中でとくに印象に残っている人が一人思い浮かびます。家を持たないノマドはたくさんいると思いますが、彼は仕事すら持っていません。移動先は見ず知らずの人に呼ばれた先に、国内外問わずどこにでも移動します。時には呼ばれたが誰も来ない「罠」なこともあるそうです。一体どうやって生活しているのか?彼は「なぜかやばい状況になっても運よく生き延びてこられた」と言います。それは彼がお金を稼ごうともせず、誰かに忖度することもなく、利他の精神で生きているからなのかもしれません。嘘のない生き方をしている「本物のノマド」だと思った一人です。その時が来たら、また会いたいですね。

Q.藤田さんはどのようなお仕事をされていますか?またノマドとして移動していると時差の問題や仕事場所の問題があると思いますがどのように解決していますか?

A.ご質問ありがとうございます!仕事はクライアントワークと自分のため仕事に分かれています。前者がデジタルマーケティングやSEO対策、コンテンツディレクションなどを業務委託として請け負っています。こちらは食べていくための仕事です。
もう一つが自分のための仕事で、メディア運営、Kindle出版、kindle出版サポート、ヘルスケアコーチングなど多岐にわたり、まだ稼げていないものも多いけれど、長期計画で自分のやりたいことをコツコツと行っています。

時差についてはアジア圏の滞在が多く1,2時間の時差なので全く問題ありません。一方、去年のバルセロナでは、午前3時に起きてミーティングなどを行っていたので大変でしたが、それはそれで楽しかったですね。
時差による体調面に関しては、普段から健康管理を行い、自分がどこで崩れるのかを知っておくことが大事だと考えます。

場所に関しても困ったことは全くなく、ホテルの部屋や共用スペース、カフェ(テラス席がベスト)がほとんどです。最近とくに好きな仕事場所は「ベンチ」で、空港、駅、ショッピングモール、公園などのベンチがとても捗ります。コワーキングはなぜかソワソワして逆に仕事が捗らないため使いません。

僕も移動生活を始めた最初の頃は、「時差の問題や仕事場所の問題があると思」っていましたが、やってみると別に問題なんかほとんどないことがわかりました。ただし、PCは常に持ち歩いてどこででも仕事ができるようにしています。あなたが楽しいノマドライフがおくれることを願っていますね。

編集/発行元:藤田啓介

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【2026年7月12日発行】

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