このレポートは、さまざまな都市で暮らす筆者によるデジタルノマドの記録です。その都市で暮らしながら仕事をするのにかかる費用目安、仕事に使ったカフェやコワーキングなどをお伝えします。

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石垣島の基本情報
沖縄県八重山諸島の中心拠点で、人口約5万人。東京から飛行機で約3.5時間。日本最南西端に位置する都市で、サンゴ礁の海と亜熱帯の自然が広がります。
東京・大阪・名古屋・福岡などから石垣空港(新石垣空港)への直行便があり、アクセスは意外と良好。石垣を拠点にすれば、竹富島(15分)・西表島(40分)・波照間島(60分)など周辺離島への日帰りも気軽にできます。
気候:ベストシーズンは10月〜5月。梅雨は5月中旬〜6月中旬で、7〜9月は台風シーズン。特におすすめなのが、3〜4月の「うりずん」と呼ばれる時期で、とても過ごしやすい。花粉がないため花粉症の避難場所としてもおすすめ。
移動:市街地なら徒歩・自転車で十分。ウーバーはない(イーツはある)。市街地を出るならバスかレンタカー・バイクが必要です。
買い物:サンエー、マックスバリュ、ドンキホーテ、ドラッグストア。地元の商店もおすすめ。コンビニはファミマのみ。
キャッシュレス対応:キャッシュレス未対応の飲食店も多いため現金が必要。ファミマのATMが一番便利です。
石垣島ノマドワークのリアルレポート
滞在期間:3/12-4/26
滞在エリア:フェリーターミナルエリア
宿泊施設(拠点):ホステルサンテラス石垣
もともとの予定は20日間でした。それが倍以上になったのは、気候・宿・食事・人・ジム・コーヒー、すべての「居心地の良さ」が揃っていたから。
特によかったのは気候。4月はうりずんと呼ばれる季節で、日差しは強くても風が爽やか。滞在中に雨が降ったのは10日ほどで、「意外と多いな」という印象でしたが、雨が降ると涼しくなるので、それはそれで快適でした。(湿気はあるが梅雨前のため許容範囲)
移動は基本的に徒歩。週2回のジムはバスを使い、往復440円。宿の位置と市街地の利便性が噛み合って、ストレスなく生活できました。
拠点にした宿泊施設
「ホステルサンテラス石垣」
口コミで「リモートワークしやすい」とあったので選んだのですが、大正解でした。とても居心地良く、仕事もしやすい。国内外のノマドワーカーもいました。石垣のホステルとしてはおそらく落ち着いていた雰囲気。ゲストによってはゆんたくも行われますが、22時に消灯で共有スペースでの会話が禁止になるため静かです。
Wi-Fi:ダウンロード130Mbps・アップロード460Mbps。オンラインミーティングも問題なし。
作業環境:日中はほとんどの宿泊客が外出するため、館内は静か。共有スペースで集中して仕事できます。宿のスタッフも同じ空間でPCで仕事しています。
設備:キッチンあり。地元のスーパーや、JAが運営する「ゆらてぃく市場」で食材を購入して、自炊もしていました。普段は外食派なので、料理が意外と楽しかった。
建物:2階建ての小規模なつくり。館内は吹き抜けになっており、おしゃれで清潔感がある。日中は光が差し込み、長期滞在の疲れが出づらい空間です。部屋は個室とドミトリーがあります。
よかった点
静かで仕事がしやすい
落ち着いた人が多かった(時期にもよるかと思いますが)
さんぴん茶とコーヒーが無料(ペーパーフィルターとドリッパーがあり、落とすタイプ)
キッチンがあり調味料の貸し出しもある
宿泊料金が安い
石垣島の生活
平日は基本的にホステルで仕事をし、合間に徒歩でカフェに行く生活でした。週末はフェリーで離島に行ったり、レンタカーで遠出をしたりしていました。離島フェリーは竹富島なら15分で行けて、往復1800円程度。西表島は45分、往復6000円程度です。離島の海の綺麗さには本当に癒されます。デジタルデトックスするのにも最高の環境です。
ジムはエニタイムフィットネス(設備まあまあ良し)や地元のジムがあります。エニタイムフィットネスの隣にはマックスバリュと大戸屋があるので、トレーニング後のたんぱく質も補給できます。プロテインやEAA、クレアチン、グルタミンなどはドンキホーテに売っているので石垣島で調達可能です。
AmazonやiHerbも届きますが、時間はかかります。1週間以上10日未満ぐらいのイメージで見ておくといいでしょう。ガジェット系はエディオンとドンキホーテで入手できます。水着もドンキにあったらしい。ちなみにユニクロはありません。
実際にかかった費用
実際に生活にかかった費用を掲載します。なお、次の項目は掲載していません。滞在中の娯楽費用(旅行、飲み)、サプリメント代、ジム代。
航空券(片道、大阪→石垣):31,000円
宿泊費(1ヶ月換算):約64,000円
食費(飲み代除く):約40,000円
カフェ代(コーヒーのみ):約12,000円
上記合計:14万円
航空券はフライト前日に取ったため高くなっていますが、早めに取れば安いです。例えば梅雨明けの6月後半なら片道1万円台からあります。
宿泊費はサンテラスのドミトリー1ヶ月換算価格で、1泊約2,100円です。個室は1泊4,000円程度。僕は途中個室に移動したりしましたが、その費用は入っていません。
食事は自炊で石垣産ポークのハンバーグやスクランブルエッグでたんぱく質をとり、アボカドやナッツ、MCTオイルで良質な脂質を摂取していました。地元のスーパーでは、ゆし豆腐(650g)が250円程度、マグロの刺身が500程度、ゴーヤチャンプルーなどの惣菜も300円程度で売られているので、そういうのを購入する時もありました。外食は、定食屋で1500円くらいで食べられます。八重山そばなら1000円くらいです。
カフェ代は僕の場合、高くなりがちです。コーヒーが好きなので高めのスペシャルティばかり飲みがちです。ただ、ホステルにドリッパーがあったので、ドリップ用の豆を購入してなるべく自分で淹れるようにしていました。そのためカフェに行くのは2、3日に1回程度。なお、カフェでのスイーツ代は含んでいません。
仕事場レポート|カフェ・コワーキング
石垣島のカフェでの作業環境はあまり期待しないほうがいいです。正直なところ、作業しやすいカフェはほぼなく、滞在中のメインの仕事場はサンテラス石垣の共有スペースでした。カフェは気分転換・1時間程度の利用と割り切るのがちょうどいい。
以下に、一応仕事はできる(実際に仕事をした)カフェを掲載します。
𝙉𝙐𝙏𝙎𝙏𝙊𝙒𝙉 𝘾𝙊𝙁𝙁𝙀𝙀𝙍𝙊𝘼𝙎𝙏𝙀𝙍𝙎
石垣島の島野菜カフェRe:Hellow BEACHの姉妹店として展開する自家焙煎コーヒースタンド。焙煎は中浅からあり、ハンドドリップやラテで楽しめる。手作りスコーンやホットドッグなどのフードも充実しています。バナナブレッドがめちゃ美味しい!
KLATCH COFFEE
小浜島の焙煎所で丁寧に焙煎したスペシャルティコーヒーを提供する市街地カフェ。朝7時から営業しており、Wi-Fi・電源も完備。席数は少ない。
DINING CAFE 8DAY'S
730交差点から徒歩30秒、離島ターミナルから徒歩1分という好立地の海が見えるカフェ。朝7時から営業しており、島黒糖ラテやオープンサンドが人気です。ハンドドリップは近くのスペシャルティコーヒー「Fushi coffee」の豆を使っていて美味しい!テラス席が気持ちい。席数は少ない。
石垣島 コワーキングスペース 730 Work Life Cafe
730交差点そばのA&W2階にある、高速Wi-Fi・電源・モニター貸出・コピー機完備のコワーキングスペース。フリードリンク付きで1時間500円から利用可能。会議室やサイレントルームもあり。なお、入店にアプリのダウンロードや登録などがあり面倒だったので、結局利用しませんでした。
ちなみに、カフェに関しては仕事はやりにくいけど、コーヒーが美味しい「Fushi coffee」や「Standuct」「和居津」もおすすめです。
石垣島はデジタルノマドの拠点としておすすめか?
結論から言うと、おすすめです。
40日以上滞在して感じたのは、石垣島が「仕事と暮らしのバランスが取りやすい場所」だということ。東京から3.5時間、大阪から2.5時間というアクセスの良さ、島内の生活インフラの充実度、そして何より気候と自然の心地よさ。これらが揃っている場所は、国内ではなかなかありません。
カフェでの作業環境はほぼ期待できませんが、サンテラス石垣のような宿を選べば、仕事環境の問題はクリアできます。コワーキングスペースもあるので、集中したい日の選択肢もあります。
離島の海を見て、地元の食材で調理をし、スペシャルティコーヒーを飲む。そういう「暮らしの質」が、仕事のクオリティにも地味に効いてきます。デジタルデトックスしながら仕事するという、一見矛盾した体験ができるのも石垣島ならでは。もともと20日の予定が45日になったのが、すべてを物語っています。
こんな人に向いている
南国の自然のなかで落ち着いて仕事したい
離島を拠点に沖縄を広く楽しみたい
自炊できる宿 + ゆっくり過ごしたい
2週間〜2ヶ月程度の中長期滞在を検討している
あえて不便な暮らしをしたい(デジタルデトックスしたい)
こんな人は向いていない
暑いのが苦手
アマゾンがすぐに届いたり便利な生活をしたい
ファミマ以外のコンビニを利用したい
刺激を求めている
カフェを中心に仕事をしたい
今回、僕の視点からレポートを書きましたが、人によって知りたいことが異なると思います。もし、書かれていないことで、ここはどうだった?こんなことを知りたい。など、疑問・質問があれば以下のフォームから送ってください。毎週配信のニュースレター「移動日記(仮)」で回答いたします。
編集/発行元:藤田啓介
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【2026年5月17日発行】

